2020/07/19 07:19
煙が景色に溶けた頃、背後から人の気配を感じて、振り向いてみると、
1人のブタ野郎が、どうだ、見たまえと言わんばかりに、格好を付けて立っていた。
エアカナダで、隣の席に座っていたブタ野郎ではない、
違う白人の、新しいブタ野郎だ。
彼は、自己愛が強く、己自身に陶酔しているタイプ、
ナルシストという人種に違いない。
どうして、この、自己陶酔型は、こんなにも気持ち悪く、
格好を付けたがるのだろうかと、幼少の頃より疑問に思っている。
どうやら、この新しいブタ野郎も、煙草を吸いに現れたらしく、
私の隣に近寄ってきて、煙草を吸い始めた。
それに、何故、こんなにも広い場所で、わざわざ、隣に来るのだろうか。
私の方を見ながら、うなずいたりしてきて、どことなく面白い、
ひょうきんな白人の豚野郎だ。
外人同士(この場合は白人のナルシストと黄人のイモ)の親しみ易さは、
人見知りの私からすると、不思議の1つに含まれる。
空港の関係者なのだろうか、新しいブタ野郎は、煙を吐き出すと、
私の方を見ながら、自らの頭を指先で叩き、忙しそうに戻っていった。
こういった、ナルシスト特有の仕草は、正直に言うと、好きではなかったが、
何故か、格好良く見える時がある。
いつも、ナルシストが格好を付けているのは、嫌味を含んだ悪意ではなく、
自分自身の存在や立ち振る舞いが、何気ない普段の1場面も、
特別なシーンに塗り変えれる事を知っているからだとも思った。
もしかすると、格好を付けているのではなく、
本当に、単純に、実際に、格好良いだけなのかも知れない。
ナルシストは、格好の良い存在なのだ。
格好が良く、気持ちの悪い生き物なのだと、ナルシストの分析を終えたものの、
そんな事よりも、身体を冷やして、風邪を引くわけにはいかない。
ここはカナダで、相模原の冬とは、明らかに異なる寒さだ。
私も、空港内での拠点である、あの、不親切なベンチに戻り、
1度、落ち着く事にした。
ナルシストについては、不可解な部分も残されたままだったが、
異国で出逢った1人のナルシストによって、不安や、緊張が和いだのは、事実だ。
更に、今まで、気持ちの悪い生き物だとばかり思っていたナルシストに対して、
敬意を抱き始めた事には驚いた。
とても、気持ちが悪い。
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