朝５時

 

早寝早起きが習慣付けられたわけではないけど、

こんな時間に目が覚めたのは、昨夜、寝たのが早かったからだろう。

 

夢では、『ＩＡ Ⅱ Ⅲ Ⅰ』という名前の、実際には存在しないアプリで、

４コマ漫画を作ろうとしていたからか、ワクワクしながら起きた時、

斜め向かいに住んでいる加藤さんの足音も、軽やかに聞こえた。

 

あの足音は、おばあちゃんの方だ。

 

お年寄り夫婦だからなのか、朝が大好きだからなのか、

加藤さん達は早起きで、４時頃、動き出すのと同時に、朝の支度が始まって、

お勝手口から、外に設置されたフタ付きのゴミ箱へ、排水溝のゴミを出すと、

加藤さん達の１日も始まる。

 

フタ付きとは言え、外に設置したゴミ箱には、生ゴミも入っているせいか、

ネズミ達が寄ってくるらしい。

 

だから、松が初めて来た時、お爺さんの加藤さんが、

『猫は良いんだよ、猫は、ネズミを喰ってくれるから』などと、

卑猥な事を言っていたけど、そもそも、松は家猫だし、

加藤さんの家に集るネズミ達なんか、松には食べさせたくない。

 

おばあちゃんの加藤さんは好きだけど、

お爺さんの加藤さんの事を、あまり好きになれないのは、度々、

こういった卑猥な発言をする事と、キンタマみたいな顔をしている事も、

好きになれない原因の１つだ。

 

お爺さんの加藤さんは、キンタマのような顔をしている。

 

師走が落ち着いたのか、やっと、ブログを作れそうだ。

 

今まで生きてきて、出来なかった事がある。

 

本当は、やりたかったけど、出来なかった事の方が多くて、

それぞれに別れを告げてきた。

 

縁というのは、追い求めるものでもなさそうだし、

残念な気持ちにもならないし、不思議だ。

 

１人の人間が作る道に、思念と副産物を遺しながら、

穏やかに、強かに、これからも生きていこう。

 

朝６時

 

数日前から、地味な禁煙が始まって、多少の苛立ちを感じながらも、

家の掃除が続いている。

 

嫌な予感がしていたけど、もしかすると、終わる事は、無いのかも知れない。

 

どこかで妥協をして、見過ごすべきかなとも思うけど、１つを綺麗にすると、

また、次の汚れが出てきたり、１つを片付けると、また、何かが目に付く。

 

全く終わりが見えないし、今まで気付かなかったけど、

お掃除は、小さな達成感を得られて、とても楽しい。

 

近頃、家事が趣味になってきて草

 

西の方から、男３人がヒッチハイクで来ると言っていた。

天候も良くないし、今日日、戦士３人を車に乗せる勇者なんて、

激レアな存在だし、まごまごしていたら、

ヒッチハイクをしていただけで、旅が終わる可能性も孕んでいる。

 

初対面が苦手な私からすると、ヒッチハイクを出来るだけで、すごいと思う。

 

大変だろうけど、楽しそうだ。

 

７時

 

早起きをしたし、生まれて始めて、あさげの支度をするか。