相模原では、都市開発に基づいた大規模な工事が、所々で行われていて、

小さな私の小さな家も、震度３ほどの地震で、朝から揺さぶられ続けている。

 

徒歩１５分の場所に所在する相模原駅の近くに、

違う路線の新しい駅が出来るのは、ありがたいけど、

地面が揺れ動く感覚に麻痺したくない。

 

８年後、となりの橋本駅には、リニアの駅も出来るらしく、

ミーハーな私からすると、楽しみが増えて嬉しい反面、

住民も増える流れを見越して、恐怖にたじろいでいた。

 

この先に出逢う新しい人達に、先住民族まる出しの感じで対応するのも嫌だけど、

この町の素敵な所を教えてあげたい気持ちもある。

 

ここ何日か、天気が良くて嬉しい。

 

外に近い気温の散らかった部屋で、白い息を吐きながらギターを弾いていた頃、

フォーチュン氏が『地獄みたいな生活』と言っていた事や、

お母さんが言っていた社会性を身に付ける事の大切さを、

今になって、やっと、理解出来たような気がする。

 

今でも、時たま唄うけど、その時代に生まれた詩達は、

兎に角、暗くて、可哀相な詩ばかりだった。

 

この先の道は、更に険しく、細い道だろうから、尚、

明るく照らす詩を唄うべきだと考えている。

 

それが、本当の天邪鬼だ。