今のところ、起きている間に見る、人生に望む夢と、

眠っている最中に見る幻想的な夢が、私の中では、夢と題させる。

今日は、そんな夢の話。

ある人は幼心に、ある人は、死を目前に、

１つの人生で、成し遂げる為の夢を見出だす。

私の夢で、最も古い夢が、『音楽で飯を食う』事で、

１７歳の時に見始めた夢だった。

それから１０年の時を経て、音楽で飯を食うとは、

音楽で生計を成り立たせる事でもあり、

その夢を叶える事も難しいけど、

叶えた後に続ける事が、更に、難しい事だと知った。

音楽で飯を食う夢が叶うと、その夢が、

何故か、『音楽家として生き、音楽家として死ぬ』事にねつ造された。

実際、生活が苦しい時期には、荷物運びもしたし、

縁があって、水商売のお手伝いをしていた事もあるけど、

そこに志は無い。

自分しか歩けない道を切り拓き、未来を踏みしめる事は、

快楽と恐怖が両立しているから、バランスを均等に保てないと、

うつ状態になり、それを紛らわす為、何かしらの中毒に陥った後、

自暴自棄で破滅する。

心の支えが無い者は、自滅し、

身を伏せるようにして、１つの世界から退くのかもしれない。

また、異なる転機が訪れ、何者かに成ったり、

本来あるべき姿に戻ったりする。

そんな、夢から覚めたハッピーエンド達も、たくさん見てきた。

いかんせん、私の夢は、何故か、覚めそうにもない上に、

欲深く、新たな夢『家庭を持つ』も見始めている。

かつての夢、音楽で飯を食う事に比べると、音楽で飯を食わせるのは、

犬小屋とビルくらい違うし、今度は、責任も伴う、危険な夢だ。

嗚呼、いそうろうの仔猫がウン☆チをしたみたいだから、

ちょっと、片付けてこよう。

さて、話の続きをしようかな。

『音楽家として生き、音楽家として死ぬ』夢と『家庭を持つ』夢に加えて、

更に、欲深く、罪深く、それでいて浅はかで、愚か者の私は、

３つ目の夢まで見始めた。

それは、お年寄りも、子供も聴ける『童謡を作る』事だ。

これは、もう、燃え尽きて灰が、塵と化した手紙を解読するような、

とんでもない夢だ。

俗語を使わず、少ない主旋律で、時代を感じさせる詩を作るのは、

知識も、経験も、今は足りていない。

今年の夏に発表した【十六夜の月】が、少しは近付いたけど、

未だ未だ、気取りが抜けないし、色付いている歌詞が多いかな。

お気に入りの曲だけどね。

本題に入ると、今日は、それら、叶える為に存在する、

人生の夢ではなく、眠っている最中に見る夢の話をする。

何年か前、数年に渡り、悪夢ばかりを見る時期があった。

謎の組織に追いかけられたり、巨獣やゾンビと戦ったり、

ここには掲載出来ないような悪夢、気持ちの悪くなる夢を、

毎回、眠る度に見ていて、気付いた時には、

睡眠時間が１０分～３時間程度の、ショートスリーパーになっていた。

顔付きも、話し方も、雰囲気も、妙だったと思うし、

副産物として作られた詩も、薄暗いものが多かった気がする。

暗闇のメロディ(50 CALIBA MUSIC)、SOUL JAIL(未発表)、

天邪鬼挽歌(未発表)、L.P.F(未発表)、

STINGINESS TRAVELLER VI -戒-(MEDIA BUG PRODUCTION)、

その辺りは、正に、闇に堕ちている時期の、可愛い曲達だ。

そして、その時期には、悪夢で目覚める度に、

夢の内容を、出来るだけ細かく、絵と文字にして記したノートがあって、

そのノートにナイトメアダイアリーと題し、屋根裏に封印した。

そこまで悪夢に愛されていた私が、ほとんど悪夢を見なくなった代償として、

今では、割りと素敵な夢を見れるようになった。

今日の夢は、謎のミュージアムに立ち寄って、汚れた扉を開いてみると、

砂浜と海があって、そこに何故か、綺麗な、青いカワセミが、

ペンギンに進化する途中の、小さな鳥が、下手くそに泳いでいたから、

触ったり、撫でたり、ちょっかいを出した。

その後、崖の方に洞穴があって、そこに入ってみると、

何故か北極圏で、巨大な白い鷲の巣になっていた。

巨大な白い鷲に目を付けられた私は、一目散に逃げたけど、

巨大な白い鷲は、猛烈な速さで追いかけてくる。

嗚呼、もう、ダメだ、終わったと思った刹那、

巨大な白い鷲の翼が、氷に引っ掛かり、

私は、まんまと逃げ延びた。

それで、嗚呼、矢っぱり、北極は寒いなあと思ったら、

目が覚めて、掛け布団を掛けていない事に気付く。

良い朝だった。

嗚呼、今度は、松がウ☆ンチしてる。